子供の頃、アリとキリギリスの童話を母に読んでもらったり、自分でも読んだりしました。
それはそれでよい思い出なのですが、内容的には、今の時代に合わないのではないかと、思うようになりました。いつもコツコツ働くアリは偉くて、楽しく楽器を弾いてばかりのキリギリスはダメ。果たしてそうなんでしょうか？アリはコツコツやるのが好きで性に合っているからそうしているだけで、実はエサを運んでいるときに、キリギリスの奏でる音楽を聴きながら、心地良いなと癒されていたのかもしれません。だから冬になって食べるものが無くなった時も、喜んでキリギリスに分けてあげたのかもしれません。
ウサギとカメの話も、それぞれ自分に合った進み方で進んだだけで、たまたまゴール地点が、ウサギの休憩場所のすぐ先だったがために、タイミング的にカメが先にゴールしたけど、ゴールが休憩所より手前だったら、ウサギが楽勝だったかもしれません。カメのやり方が正しいわけではなく、それぞれが自分に合ったペースで進めばいいことなのでは？結果は出てみないと、何が幸いするかわからない。だったら好きなやり方でやればいい、となっちゃいますね (^^;
そう思うと、自分の欲しいものや、したいことも、本当は誰かをうらやんでいたり、逆に優越感を感じたいがためにすることになっていないか？それでいいのか？と、自信がなくなってきました。でも、そこに疑問を持てるようになったのは、少しは進歩・成長したということかもしれません。
全ては自分の幸せのために、誰かのためではなく、けれどそれが結果的に誰かのためにもなる、きっと (^^)
p.s. 今日、「みちよさん」のVoicyを聴いて、昭和の頑張ることが美徳と教わったのは、魂的には間違ってるよ、と言ってもらえて、何かホッとして、その後、思いついたことを書きました。
