朝のひと時は涼しい。でもそれ以降は冷房がないと、意識もうろうとしてきます。
少し前になりますが、アルケミストと言う本を読んで、それ以降時々読み返しています。
登場人物の中で、夢を諦めずに追い続ける主人公の少年の他に、いつかは実行しようと思っているだけのクリスタル屋の親父も登場します。
私はこの親父の気持ちがわかる気がします。メッカへの巡礼の旅に出ることが夢だったのに、こんな風に言っています。
「いつか自分がお金持ちになれば、メッカに行けると思っていた」、「しかし巡礼者のほとんどはわしよりも貧乏人だったよ」、「わしは夢見ていたいだけなのだ」「実現したら、それが自分をがっかりさせるんじゃないかと心配なんだ」
と、自分のことを第三者的に見ることができていて、自分のダメさを認めているのに、結局動くことができないでいる。
とても寂しい気持ちになりますが、そうだよな~と思う点が多いです。
こんな風に、長年一か所に留まってしまったら、もう動けないのだろうか?
それとも、動いてしまえば、後からそれも必要だったと言えるようになるのだろうか?
でも、自分で自分を追い立てるようなことはもうしない。将来のありたい自分から今を見てみよう。それには先ずはどうありたいのか?から...