前回ルイーズ湖に寄って、居眠りしながら帰ったところまで書いたのですが、その日の夜中に起きたことを追加。
市街で夕食後、ホテルに戻って爆睡していたところ、目覚ましの音がやたらとうるさい。隣の部屋で鳴りっぱなしになっているのかと、意識の遠くで思っていると、人の声が廊下から聞こえてくる感じ。
前日も学生の団体が、廊下で賑やかにしゃべっていたので、それかと思いながら寝ていると、先の目覚ましらしき音がいっこうに鳴りやまない。
いい加減にしてくれと思いながら、起きると部屋で明るい光が点いたり消えたりしている!? ドアを開けて見ると、大勢廊下に出ていて、誰かごっつい感じの男性が「ロビーへっ!全員っ!」と大声で言いながら前を通って行った。???
ドアを閉めて、やっと気が付いた「これ火災報知器の音だ!点滅だ!」。
でも、ホテル側からの放送は何もない。ただ、音が鳴り響いで部屋の照明が点滅して異常を知らせている。
さっき通った人の言う通りロビーへ行ってみようと思い、上着を羽織って靴をはいて部屋を出た。
するとロビーにも人はそこそこいたが、大勢の人が建物の外にぎっしり!こんなに宿泊者がいたんだ!と正直驚いた。
みんな同じように寝ていた時の格好らしきもののに上着を羽織って、寒そうに両手で腕の辺りをさすりながら、足踏みをして、心配そうに建物を見上げている。
正面のロータリーの脇に、既に消防車が止まっていて、赤いランプが点滅している。
でも、なんとなく切迫感は無い。20分~30分ぐらい過ぎただろうか、消防隊員らしき人がホテルの中から出てきて。玄関の少し高くなったところから外で待機している私たちに向かって、「ホテルのフロントからの要請で、我々はホテルの内の大部分を確認したが、火災は見つからなかった。何らかの原因でアラームが作動したが、異常は確認できなかった。もう中に戻ってもいいが、まだ確認できていな箇所が残っているから注意が必要」みたいなことを言ってまた中へ戻って行った。
すると、周りの人達も、ざわざわしながらも、ぞろぞろとホテルの中へ戻り始めたので、その列に加わって部屋に戻った。
この間、ホテルからは何もなし!一方で、宿泊者からも何かを言う人は無し。そういうものなのか???
しかし、日が昇ればスキー最終日、火事でなくて良かった、あと数時間は眠れる、とにかく寝た。
そして最終日、もうこれは Lake Louise に決めていたので、着替えて出発。重い道具を車に積みっぱなしにできるのはありがたかった。
3回目になると道にも慣れ、所要時間は同じでも短く感じる。車も水たまりが少なくて、移動距離も短くてすむ場所に迷わず停める。着替えてブーツを履いて、動き始めたばかりのゴンドラ乗り場へ。
コンディションの良いラーチと言うエリアの斜面へ移動。リフトからの景色は3日目ぐらいでは飽きない。
現実感の無い、夢のような景色を見ながらリフトから降り、現実感の無い広大な景色を見降ろしながら、滑り降りる。
前日スープを飲んだロッジで休憩して、雪が緩んできたので正面のエリアに移動。もうこちらも緩み始めている。
思い返せば滞在中、夕方を除いてずっと天気は晴れてくれた!
天気が良すぎて雪は減る一方だったけれど、日本を出る前の予報では雨や曇りマークが多くて、滑れないかもしれないと心配したのが嘘のように、スキーもドライブも楽しめた。 感謝 !(^^)!
昼頃にはもう雪が重くて滑れない。名残惜しいけど、ゴンドラで登って最後の一本を滑って終了~。
ありがとうございました、お世話になりました!
閉めは、初日同様、センターハウス2階のスターバックスでコーヒー。青空と緑と白い雪を眺めてから、帰りました。
ホテルに戻ると、白い紙が部屋の床に。昨日(今朝)の火災報知機の作動についての文章だった。日本とちょっと違ったのは、「私たちは皆様の安全を第一に考えています。ご協力に感謝します。...」と、どこにも謝罪の言葉は無く、「またのご利用をお待ちしております。」で締めくくられていた⁉
キャッシュバックとか、レストランの割引とか、何かのクーポンとかもない⁉ まぁ、誤報だったし、無事にスキーに行けたし良かったけど、文化の違いなのかな~?
夕食は市街の、ちょっと高級そうなところでステーキを食べてみた。ステーキは普通に良かったが、サイドメニューのサラダを失敗して、ゆでたアスパラガスが山盛りで、それだけ。思ったのと違った。 初日のハンバーガーを食べに行った方が良かったかも (-_-)
まぁ、まずくは無かったので良しとしよう。この日も夕方は雨が降り、バスでホテルに戻った。
明日は早朝にカルガリー空港へ移動しなくてはいけない。徹夜覚悟のパッキングで感傷に浸る余裕はない!今回はここまで。