今週末は雨。山の雪も融けて、ゲレンデだった斜面にも土が出てきてるんだろうな~
先週、みぞれが降る中、あまり良くはないコンディションでしたが、滑りに行けたのは幸いでした。
珍しくシーズン終わりにレッスンを受けて、ポジションを前にすることを習いました。
今までもそれは指摘されてきたのですが、そもそもなぜ後ろ寄りになるのかがわかっていなかったので、なかなかなおりませんでした。
今回、リフトに乗っている時に先生から「踵荷重意識してますよね?」と言われて、その通りですと答えると、「私は母指球意識してますよ」と教えてもらいました。
何と、それだけで変わりました!すぐにどの斜面でもとはいきませんでしたが、試してみてそっちの方が断然楽で、以前はそうしていたことを思い出しました。
「踵荷重」と言うのが盛んに言われた時期があって、ずっと練習しているうちに無意識でやるようになっていたようです。そうなるように練習したわけですが...
進行方向の前寄りに重心を移動するように意識することで、太ももや膝の負担がとても減りました。そして滑りとして一番わかりやすく改善したのが、こぶ斜面でした。
重心を前に持って行くと、コブの反動をまともに衝撃として体で受けるのではなく、むしろ重心を前に運ぶ力に活かすことができて、とても楽に滑れるようなったのです。
昔はそれができていたのに、いつのまにかできなくなってしまった理由が、ようやく分かった瞬間でした。
同じ斜面を、同じ体、同じ道具で滑るのに、意識一つで、カチカチの力んだ状態から、楽で楽しい滑りに変化しました。
パソコンやスマホの、OSのアップデートをしたような感じです。
日常の困難も、心が前向きだと、障害から衝撃ではなく推進力がもらえるのかもしれないなと思いました。